■シニアライフでも自分にあった仕事をしよう!
シニアの人達が仕事を探すときには、どのような点に注目して仕事を探しているのでしょう。収入、仕事内容、やりがい、などシニアの人も仕事を探すときにはいろいろな観点から総合的に判断しているはずです。シニアだからこそ生かされる仕事のマッチング方法について考えてみましょう。

☆シニアの就業率ってどのくらい?

総務省は平成23年度の「労働力調査」で、シニアの人達の就業率について公表しています。年齢別にみると、55〜59歳の就業率は75.2%(男性88.5%、女性62.1%)でした。60〜64歳になると57.3%(男性70.9%、女性44.2%)、65〜69歳は36.3%(男性46.2%、女性26.9%)という結果でした。65歳までは多くの人が働いていますが、65歳以上になると就業率は男女共に半数以下になることがこの数字からみえてきます。では65歳以上になると仕事を希望しない人が多いのでしょうか。厚生労働省が平成22年度に公表した「中高年者縦断調査」では65歳以降に仕事をしたいと考えている人は44.0%であり、総務省の「労働力調査」の65〜69歳の就業率36.3%という実態よりも仕事を続けていきたい人の割合が高いことがわかります。(1)

☆どうやって仕事を探したら良い?

インターネットの求人サイトではシニア向け求人情報を掲載しています。特にシニア限定の求人欄が充実しているサイトで探してみると探しやすいでしょう。経験やスキルを生かしたいと考えるシニアは、マッチング機能を使って仕事を検索することができます。一方で今までと違う仕事がしたい、と考えるシニアはシルバー人材センターがあります。60歳以上で収入が第一の目的ではなく、働くことで地域社会に参加したいという働き方を目指している人は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

☆自分にあった仕事を探す時の観点は?

仕事を続けることの目的についても人それぞれです。そのため、自分にあった仕事は収入が高ければ高いほどよい、今までのキャリアを生かしたい、収入より社会貢献できる仕事をしたい、体力的に楽な仕事がいい、趣味を生かしたい、など人によって仕事探しの観点は違うはずです。大手の求人サイトの利用やシルバー人材センターの活用、地域密着の求人や知人からの紹介などいろいろなところに仕事が埋もれています。身近なところにもアンテナをはってみると自分に合った仕事を探すことが出来る可能性が高いでしょう。

引用元:
(1)内閣府、高齢者の就労、引用日:07/25/2016
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/gaiyou/s1_4_1.html